先輩たちの言葉

現職の声を聞こう!

 

N・K【出身】法政大学  経営学部 経営学科 卒

いんば学舎・松虫/穀物班

これが私の仕事です!

落花生の栽培からイベントの企画、送迎までを担当しています。
穀物班の運営を任せてもらっているので、10名のメンバーと一緒に落花生や大豆の栽培から、お菓子作りを担当。旅行や収穫祭などのイベントの企画運営や、送迎用の車輌の整備や送迎代行の管理も大切な仕事のひとつです。イベントなら“ただ単純に楽しければ良いのか”という視点を持ちながら、メンバーの日中活動を豊かにするための企画を心掛けています。また、メンバーの表情や身体の動き、靴底の汚れ具合から、その人の体調をチェックしたり、落花生などの栽培が利益を生むかどうかも考えていますね。

だからこの仕事が好き!

毅然とした態度で臨むことも。親御さんが亡くなり、生活する上で様々な困難が生じているメンバーの生活をサポートすることは心を砕きがちですが、時には毅然とした態度で臨むことも必要不可欠なことです。そんな振る舞いが結果として、本人やご家族から感謝の言葉となることもあります。人の役に立つというのはとても難しいことですが、福祉の仕事には醍醐味と喜びが常にありますよ。

ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 

対等な立場で向き合えること。農作業を中心に自然と向き合い、障がいのある方と対等な立場でお互いを認め合い、生活を営む。という理念に共感し、入社を決めました。

これまでのキャリア

入社後、手織り班に所属。
2013年4月から現在の穀物班に異動。
2014年4月に主任になり、穀物班の運営を担っています。

この仕事のポイント

仕事の中身 人の成長やスキルアップ、キャリアアップをサポートする仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

障がいを持つ方々と真摯に向き合い、関係を作り上げていく中で得られる喜びや充実感は言葉では形容できないほどのものがあります。障害福祉に抵抗のある人は少なくないと思いますが、人間として大きく成長できる仕事であることは間違いありませんよ。
 

K・I【出身】 大原簿記公務員専門学校千葉校 法律行政科

ふれあいサポートセンターいんざい 生活支援員、訪問支援員

これが私の仕事です!

「生きづらさ」を自分らしい何かに変える糸口を、一緒に探すことが私の仕事です。
現在所属している、ふれあいサポートセンターいんざいでは、「自立訓練(生活機能)」というサービスを提供しています。
自立訓練では、「将来、働きたいけど、コミュニケーションが苦手で、人とのかかわりに不安を感じている人」や「自分の得意な面の活かし方がわからない人」、「自分の苦手な部分をどう補っていけば良いかわからない人」などの悩みを抱えた方が、社会生活をしていく上での困難さを改善し、より充実した毎日を過ごすための練習の場となっています。
私たちは、利用されえるメンバー(利用者)の生活事情を考慮しながら、目標の実現に向け模索し、共に行動(経験)する過程を大切にしつつ、メンバーの様々な能力が発揮できるような関わり方を心がけています。
「生きづらさ」を感じる人の多くは、苦手意識が強い方が多いです。この場合、苦手な人や、苦手意識を感じる自分自身に対してネガティブな感情が芽生え、不快になって心を乱します。苦手なものに対してマイナスに捉えるのではなく、プラスに働きかけることが出来れば、苦手なものに対しての意識も変わっていきます。そんな意識的な改革が最も重要な支援と私は思っています。

具体的な仕事内容

個々に合わせた支援スタイルである為、活動内容は多様です。
・体力をつけたい人 
 →筋トレメニューを考え、一緒にトレーニングをします。
・対人関係スキルを身に着けたい人
 →SST(ソーシャルスキルトレーニング)などで、コミュニケーションの勉強を一緒に行います。
・料理ができるようになりたい人
 →作る手順を考え、買い物から片付けまで一緒に行います。
などといった、様々なニーズに合わせてプログラムを一から作成していきます。

私は、主に体力系(筋トレ)やSSTなどを担当しています。特に得意分野というわけでもありませんが、日々、メンバー(利用者)と一緒になって行っていくことで自分自身のスキルアップにもなります。余談ですが、筋トレの成果か、配属されてから約3年で15キロ瘦せることができました。

この仕事のやりがい 

日々の地道な支援が、その方の成長やその先の糧になったと実感した瞬間にやりがいを感じます。

印象に残った出来事

ふれあいサポートセンターいんざいは、平成30年12月に開設された新しい施設で、私はオープニングスタッフとして、有難いことに立ち上げから関わることが出来ました。いんば学舎として、自立訓練事業は初めての試みで、施設として真っ白な状態からスタートしました。開所当初は、何もかもが初めてのことで戸惑いなどもありましたが、すべてのことが新鮮で少しずつ形になって行くことに、喜びややりがいを感じました。貴重な体験をさせていただいたことに感謝しています。この経験を次に繋げていきたいと思っています。

C・I【出身】文教大学  人間科学部 人間科学科 卒

いんば学舎 松虫 穀物班

これが私の仕事です!

今年は落花生作りと味噌仕込み、その他チャレンジしたい野菜も作ります!落花生は3月から土づくり、5月に種まきをして、栽培を始めていきます。収穫は11月頃。苦みや渋みがあるので、乾燥させて熟成させます。1ヶ月位熟成させ、乾燥が終わったら焙煎して商品化します。味噌仕込みは大豆づくりから始まり、10月ごろに収穫。今まで枝豆の状態で虫に食べられて、なかなか大豆まで作れなかったのですが、今年はネットを張って害虫対策をしたら、なんとかちゃんと大豆にできました。穀物班は現在メンバーさんが9名、職員が7名でやっています。落花生は種まきからやってもらっているのですが、メンバーの中には全盲の方もいるので、その方も参加できるように、筒などの器具を作って、なるべく全員で参加できるようにしています。作業が難しい方もいるので、その方ができる作業をやってもらったりします。

だからこの仕事が好き!

 何かしら毎日面白い事が起こるので、毎日ゲラゲラと笑っています何かみんなと一緒に作って出来た物を、収穫して食べる時が一番うれしかったですね。今年は初めてスイカづくりにチャレンジしたんです。私はスイカ好きだから、やりたい!って言って作ることになりました。苗から植えて、間引きとかする必要があるので難しいなと思いながら、みんなに協力してもらってやりました。小玉と大玉と2種類、ちょうどいいサイズでどっちも出来て、メンバーの1人に抱えてもらって写真も撮りました。
そのスイカを割って開いてみたら、赤くて、身もぎっしり詰まっていて、本当に嬉しかったですね。今年は下仁田ネギにもチャレンジしました。太くて短くて甘みととろみがあって、それを炭火焼きをしてみんなで食べたいねっていうのから始まったんです。あと一週間したら収穫して食べる予定です。

ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 

 一緒に過ごしていくんだ。面白そうだな…というのがきっかけです。大学の授業で車椅子の人や障がい者の人が話す講義を受けたのと、学童のボランティアをしたことがあって、福祉に興味がありました。会社選びで「いんば学舎」を見つけて、「ああ、ここ知っているな」って。仕事の中身を見て、一緒に過ごしていくのは面白そうだなって思いました。就活で福祉系はここしか受けていません。正直こういうところは実習に来たこともないですし、わからないことだらけだけれど、やっぱり楽しそうな印象が強かったんです。内定をもらった時に、迷いはなかったですね。デスクワークとかは向かないだろうなって思っていたし、みんなで身体を動かす仕事の方が良いなって思いました。ここが一番自分が過ごしやすいイメージがあって、自分に合うと思って思って決めました。

これまでのキャリア

2017年新卒入社
1年目果実班
2年目から穀物班

この仕事のポイント

仕事の中身 人の成長やスキルアップ、キャリアアップをサポートする仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

自分の直感を大切にした方がいいと思います。印旛福祉会で見てほしいのは、考え方。仕事をしている中で考え方が違うと、「ああ、ダメだ」ってなってしまうので。理念とか考え方とかが自分に近しいものだったり、自分が働いているイメージがわきやすいとか、そういう感覚で私は決めました。余談ですが、選考で自分を語れと言われたのにはびっくりしました。「考える時間はあるから、自分の人生を語って」って言われて。どこから話せばいいか戸惑いました。
 
 

M・W【出身】立正大学  社会福祉学部 子ども教育福祉学科 卒

いんば学舎・岩戸/児童発達支援センター安食

これが私の仕事です!

いろんな体験を通し、成長を支えています。障がいのある小学生~高校生までが放課後にくる放課後デイサービスをしています。朝は10時に出勤して、1日の流れをつくったり、工作の準備などの事務的な仕事をやっています。パートさんも含めた職員全体が集まって会議を始めるのが14時から、今日の活動や、今日くるメンバーのこと、日々の出来事や気を付ける点などを共有します。支援級だけではなく通常級の子もいるので、宿題が出ていたらそれを済ませ、その後は、その日のみんなでやる活動を1つ決めてやります。身体を動かしたりするサーキットトレーニングのようなものや、ルールのあるゲームをみんなで楽しんだり、砂や粘土などで感触遊びをしたり。毎月1回外部の音楽療法の先生がいらして、リズム活動(ミュージックケア)をしたりもします。

だからこの仕事が好き!

小さいことですが、4月に入ってきた頃には私よりも身長が小さかったのに、冬になったら抜かれてしまっていて、「こんなに大きくなったの?ああ、もう抜かされている」と成長を見られて嬉しい半面、悔しくなったりもします(笑)あと、支援級や通常級に通っている子たちは、他の子と一緒の宿題が出ているのですが、難しくて躓いていた宿題が、できるようになった時は嬉しいですね。そんな変化にきちんと気付いて挙げられるよう、その日に来た子には必ず1回は話かけることを心掛けています。この人には甘えられると思った人にはとことん甘えてきちゃう子もいるので、これから社会に出て生きていくためにも、ただ甘やかすだけじゃいけない。ちょっと考える時間を与えたり、線引きをちゃんとしていかないといけないなと思っています。

ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 

 いつも近くにあった農業。自然と惹かれるものがありました。地元の近くにあったということもあり、いんば学舎の存在は小さいころからずっと知っていました。たまたまリクナビで調べていたら、ここのページが出てきて、「ああ、募集かけてたんだ」と思い、企業説明会に参加しました。実家が農家なので、農業っていう、自然と触れ合う作業を通して成長や、豊かな生活を送っていくというのにすごく惹かれました。大学の頃はボランティア(音楽ボランティア・障がい者グループ、成人や小中高)で障がいのある子たちと触れ合ってきて、ほがらかな人が多くて、純粋に楽しんでくれることが楽しかったのです。
それまでは保育・幼稚園のことを考えていたのですが、障がい者支援の世界もいいなと思い、ここに決めました。

これまでのキャリア

児童発達支援センター安食で小学生~高校生までを対象に支援を行っています。

この仕事のポイント

仕事の中身 人の成長やスキルアップ、キャリアアップをサポートする仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

私は初めはとりあえず気になる業種を見つけて、いろいろなところの企業説明会を聞きに行って、いろいろな話を聞きました。その結果、最終的にここに来たと思うので、いろいろな業種を聞くのがいいのかなと思います。
 
 
 

U・A【出身】創価大学  文学部 人間学科 卒

いんば学舎・草深/養鶏班

これが私の仕事です!

事に育てたニワトリの新鮮な卵をみんなで収穫。養鶏班の主な仕事は「ニワトリを育てること」と、生んでくれた「卵を集めること」。育て方は「平飼い」という鶏たちが鶏舎を自由に動き回れる形を取っており、餌は一般的によく使われる飼料と、トウモロコシから栽培して作るもの、他の班の余りものの野菜を緑餌(りょくじ)として与えています。そうやってのびのびと育てた鶏たちからは、1日にだいたい100個前後の卵が集まるので、朝と昼に集卵を行っています。1日の主な流れとしては、午前はメンバーと一緒に草取りや養鶏班の畑での野菜の栽培などを行い、午後は配達に行く人と作業をする人とで分かれます。メンバーが帰った後は、記録や個別支援計画書の作成などを行い、1日の業務は終了です。

だからこの仕事が好き!

何気ない、当たり前の時間が、私の幸せ。メンバーと会話し、みんなで笑って、作業をして。そんな何気ない時間が私にとってはとても幸せで、毎日楽しく過ごせるということが嬉しいです。入社したばかりの頃は不安もありましたが、メンバーの、特に女性陣が温かく迎え入れてくれた時にはとても感動しました。また、どう接したら良いか分からないメンバーもいましたが、少しずつ関係を深めていくうちに向こうから話しかけてくれることが増えたりと、生活の中にちょっとした変化や感動を感じられるのはこの仕事の魅力だと思います。社会人になるまで「仕事って楽しいのかな?」と考えたこともありましたが、仕事がこんなに楽しいとは思っていませんでした。そのくらい毎日が充実しています。

ズバリ!私がこの会社を選んだ理由 

「共に」「障害を個性として」という方針が私の理想とピッタリでした。東京都でやっていた福祉施設のインターンに参加しこの業界に興味を持ち、「こういう施設で働きたい」と自分の中で理想を持つようになりました。その後、いくつか選考を受けた中で私の理想と施設の方針がピッタリだったのが印旛福祉会でした。障害を障害としてとらえずに「個性」としてとらえる考えに惹かれたのと、自然に囲まれてすごく良い雰囲気だったのが大きな理由になりました。実際に入社してからは農作業など普段できないことをたくさん経験しましたが、それよりもメンバーと過ごす時間がとても魅力的で、ここを選んでよかったなと思っています。

これまでのキャリア

2018年新卒入社

この仕事のポイント

仕事の中身 人の成長やスキルアップ、キャリアアップをサポートする仕事

先輩からの就職活動アドバイス!

説明会に参加すると、それぞれの施設がどんな方針・理念で運営しているのかがとてもよくわかると思います。そういった方針・理念が自分に合っているかをしっかり考えて選ぶのが良いかと思います。とはいえ、最終的には直感やフィーリングを大事にしたほうがいいと思います!